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09月15日-議案質疑・討論・採決-04号

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  1. 雫石町議会 2011-09-15
    09月15日-議案質疑・討論・採決-04号


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    平成23年  9月 定例会(第7回)        平成23年第7回雫石町議会定例会会議録(第4号)                            平成23年9月15日(木曜日)1.本日の出席議員(20名)       1  番   田屋舘 愛 子 君       2  番   幅   秀 哉 君       3  番   岩 持 清 美 君       4  番   山 崎 留美子 君       5  番   加 藤 眞 純 君       6  番   杉 澤 敏 明 君       7  番   川 口 一 男 君       8  番   前 田 隆 雄 君       9  番   西 田 征 洋 君      10  番   谷 地 善 和 君      11  番   村 田 厚 生 君      12  番   田 中 栄 一 君      13  番   大 村 昭 東 君      14  番   上 野 三四二 君      15  番   坂 下 栄 一 君      16  番   坊屋鋪 俊 一 君      17  番   平 子 忠 雄 君      18  番   煙 山 惣右衛門君      19  番   石 亀   貢 君      20  番   猿 子 恵 久 君2.本日の欠席議員(なし)3.説明のため出席した者      町 長        深 谷 政 光 君      副町長        櫻 田 久 耕 君      経営推進課長     米 澤 康 成 君      総務課長       小 原 千 里 君      会計管理者      細 川 清 美 君      税務課長       谷 藤 佳 宏 君      環境対策課長     中 村 光 男 君      住民課長       米 澤 稔 彦 君      福祉課長       米 澤   誠 君      保健課長       高 橋 善 一 君      健康推進課長     高 橋 芳 美 君      農林課長       米 澤 一 好 君      観光商工課長     川 崎 寿 博 君      地域整備課長     米 澤   衛 君      上下水道課長     高 橋 道 広 君      雫石診療所事務長   若 林 武 文 君      教育委員長      杉 村 祐 一 君      教育長        吉 川 健 次 君      学校教育課長     高 橋 啓 二 君      社会教育課長     小 田 純 治 君      生涯文化課長     常 陸 欣 弘 君      農業委員会事務局長  高 橋 幸 一 君4.職務のため出席した者      議会事務局長     千 葉   昇      議会事務局主査    川 崎 欣 広5.本日の議事日程                     平成23年9月15日(木曜日)午前10時開議日程第1  議案第 4号  平成23年度雫石町一般会計補正予算(第4号)                                                  日程第2  議案第 5号  平成23年度雫石町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)                                            日程第3  議案第 6号  平成23年度雫石町御明神財産特別会計補正予算(第1号)                                            日程第4  議案第 7号  平成23年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第1号)                                             日程第5  議案第 8号  平成23年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)                                            日程第6  議案第 9号  平成23年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第1号)                                           日程第7  認定第10号  平成23年度雫石町水道事業会計補正予算(第1号)     6.本日の会議に付した事件  本日の議事日程に同じ7.会議顛末の概要 ○議長(猿子恵久君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   〔午前10時00分〕 ○議長(猿子恵久君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、朗読を省略いたします。 ○議長(猿子恵久君) これより本日の議事日程に入ります。  ここで学校教育課長より昨日一般質問における2番、幅議員の質問に対し、答弁の保留となっていることについて発言の申し出がありますので、これを許します。学校教育課長。 ◎学校教育課長高橋啓二君) 昨日幅議員の一般質問の中で答弁を保留していた中学校における携帯電話保有割合についてでありますけれども、学校自体としての調査は行っておりませんが、毎年行われている全国学力学習状況調査の質問紙の質問事項の中に携帯電話で通話やメールをしていますかという問いの中に携帯電話を持っていないという回答欄がございます。それを差し引きますと、中学校の3年生だけになりますけれども、持っている割合を見ますと平成22年度で33.3%、ちなみに平成21年度では42.3%、平成20年度については51.8%と、年々低くなっているという状況にあります。参考までに、小学校におきましては小学校6年生になりますけれども、十五、六%で推移しているという状況でございます。  さらに、情報モラル教育ということで、毎年中学校では専門家をお呼びいたしまして研修を行っておりますし、毎年度ではございませんけれども、PTA、保護者に対しても研修会を行っているところでございます。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 日程第1、議案第4号、平成23年度雫石町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。6番。 ◆6番(杉澤敏明君) 今回の一般会計補正予算の中にあります、17ページでございますけれども、鴬宿温泉開発株式会社運営費補助金というものが計上されております。この補助金の補助する目的、理由、それから現在の経営状況、それから現在の経営体制、特に38.7%の筆頭株主として取締役を町から何人派遣されておるかと。その算定についてお尋ねします。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 杉澤議員さんのご質問にお答えいたします。  まず、今回予算措置をお願いしている鴬宿温泉開発株式会社運営費補助金でございますが、これにつきましてはこれまでも平成21年から補正という形で予算措置をお願いしているものでございます。  まず、今ご質問の中にもありましたように、株式会社ではありますが、町が株の約38%を持っているということで、株主の責任があるということで、平成21年においては配当施設工事費については株主割合において、株主の分の工事費を負担するということで予算措置をしていただきました。運営費については、当時平成21年でございましたが、経済不況等の影響で温泉利用が少なくなっているということもありまして、そのままであれば会社運営をするには約40%の値上げをしなければならないというようなことが明らかになりまして、利用者のほうからもこのままだと旅館経営も厳しいということで、その当時、緊急対策ということで予算をお願いした経緯がございます。今年度に入りまして、5月に会社の代表の社長を初め、役員の方が町長のほうに面会して、特にもことしは3月11日の大震災の影響、あるいは富士見ハイツさんが5月末をもって休業するということで、大口の利用者が減るというようなこともありまして、大変経営状況が厳しい状況だというふうなお話と要望をされておりましたが、まず当面は推移を見なければならないというようなことで、6月補正等については特に予算は要求しなかったところでございますが、8月になってやはりこの大震災の影響が続いて、各施設とも夏場、特に利用する温泉も絞っているということで、やはり今回お願いした365万ほど赤字になる見込みということで要望が出されて、これについては平成21年に運営費補助金交付要綱を定めて、その当該年度において必要な部分を予算措置して補助するというような要綱を定めておりましたので、これに倣って当町の政策判断をいただいて、予算措置をしたものでございます。  それから、経営状況については、今説明したように、毎年温泉利用料が減少の傾向にあるということの中で、経営が厳しい状況になっておりますが、町としてもただ足りないから補助するということではなくて、会社自体についても経営改善の努力をしていただくよう要請しておりまして、特に今年度については12月で1人の方、60歳にもなるということで、社員を1名減らすというようなことも確約をしていただいておりますし、あとは役員報酬についても2年ほど前に減額をしていただいているところでございます。  それから、町からの役員の出ている分でございますが、2年前に当時の町長、副町長、それから当時は産業振興課でございましたが、産業振興課長の3人が取締役ということで出ておりましたが、昨年の11月に町長、副町長は辞任ということで現在は課が変わりましたけれども、観光商工課長が取締役に残っておりますが、来年2月は改選期になりますので、その後の扱いについてはまだ町としての部分については町長とは協議はしていないところでございます。 ○議長(猿子恵久君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) わかりましたけれども、この経営体制につきましては、先般議会でも深谷町長からこの程度の会社であれば、町から3人行く必要はないというようなご答弁もあったと思いますけれども、私は前もこういう状態で来て、経営改善、進めておるとは思いますけれども、町がやっぱり責任を持って会社の経営に入るということであれば、町長、副町長、この前のような体制でちゃんと取締役会に出て、会社の運営にも関与しながら進めていったほうがいいかなと思うのです。というのは、いろいろ施設整備の面では、前回今課長から答弁ありましたけれども、その際もいろいろ議論が出ましたけれども、1,700万ほどの配当施設ですか、そういうものの工事費に相当するものを町で全額出していますし、結局はかなり公共性が強いだろうと思います。  それから、鴬宿温泉、雫石の観光ということを考えると、そういう壊れたものの修繕とかというものに出すのも仕方がないのかなというふうには思いますけれども、そういうものをもろもろ判断していくにしても、そういう経営体制の中にちゃんと入って、38%の株主としての責任を果たしていったほうがいいのではないかと思いますけれども、この辺の考えについて町長のお考えをお尋ねします。 ○議長(猿子恵久君) 町長。 ◎町長(深谷政光君) お答えします。  何回か私もこの株式会社には顔を出して、経営状況、その他報告を聞きましたり、あるいは提案をしたりしてきました。ことしは、特にも先ほど担当課長が説明したとおり、現状では本当に厳しい状況下です。入湯税も税務課のほうで承知しておりますけれども、相当な額で減額しております。こういう実情を見ますと、経営自体は本当に苦しいということはわかります。しかし、株式会社という存在は、当然町の株式38%ありますけれども、しかし株式会社自体経営そのものはやっぱり何としても自助努力といいますか、そういう経営姿勢でなければ復活しないと。役員が出たから、それで経営が改善されるということでもありませんし、役員が出ることによって、逆に依存するという体質も企業は生まれかねないという、そういうこともあるかと私は思います。私は、やっぱり相当株主としては、当然バックアップする体制はきちんと整えるというのは当たり前ですけれども、まずは諸状況を勘案して、経営の最善の努力をしていくという、そういうところに力点を置いていったほうがいいのではないかというふうに私は思っております。 ○議長(猿子恵久君) 6番。 ◆6番(杉澤敏明君) そういう考え方も重々わかりますけれども、そうしますとこの問題はずっと引っ張っているわけです。経営改善とか、いろいろ抜本的な会社経営の問題について、同じ人がずっとやっておると。そういう中で、一向に改善されない。同じ旧来のパターンを繰り返しているということであれば、例えば別に町長が入らなくてもいいと思いますけれども、社長をかえてもらうとか、執行体制を抜本的に刷新するとか、そういうふうな一つの観点もございます。一向に鴬宿温泉株式会社なる構図が何十年も前から変わらないわけです。そして、経営改善だとか、何とかかんとかということを繰り返し、繰り返しやっておりますが、結局とどのつまりはお金が足りなくなれば町に出してもらうと、こういうパターンが一向に変わりません。21年度の1,700万円出す際にもここでかなりの時間を割いて、いろんな議員から経営改善計画書を出させるとかなんとかという話、今のような話は出ませんでしたけれども、せっかく町の三役というか、町長とか副町長が入って、そういう一つの経営改善にも公共性というか、補助金出していますから、株式会社といえども(株)しずくいしとか何かと結局同じです。そういうふうなわけですので、もし出さないと、今の町長のような答弁であれば、そういうふうに経営体制を刷新していくとか、そういう観点も必要になろうかと思いますし、その辺の中で本当にちゃんとした会社として運営していけるような状況にしていく必要があると思っております。今考えをお聞きしましたので、私のような考え方も加味しながら、あるいはまたいろいろ諸般の事情を町長も考えられて、また違った、例えば副町長ぐらいには行ってもらったほうがいいのではないかとか、そういうことも出てこようかと思いますので、まずここでは私はそういうふうな議員として、議会として、そういう考えを持っていますので、参考にして進めていただきたいと思います。  終わります。 ○議長(猿子恵久君) 9番。 ◆9番(西田征洋君) 関連させていただきます。鴬宿温泉開発費補助ということで出ているわけですけれども、鴬宿温泉にこの間まで被災者受け入れでかなりの数がいらっしゃっているのです。帰っていったわけですけれども、それに対して、その方々にある程度の満足感なり不満足感なりというようなアンケートの調査はなさったわけですか。やらなかったのですか。これを伺っておきます。 ○議長(猿子恵久君) 総務課長。 ◎総務課長小原千里君) ただいまの件についてお答えいたしますが、7月26日に町内からは、全施設から退去されたと。そして、ショートステイを行いながら8月3日に、さらに1週間ほど泊まっていただいて、すべての被災者がそれぞれ雫石から去ったということですが、その方々に対してアンケートをしたかどうかということでございますけれども、現時点で、現時点でというよりもその時点で特にアンケート等はやっておらなかったというふうに思っております。やっておりません。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 9番。
    ◆9番(西田征洋君) やはり相当な人たちがいろんなことで来てくれて、また行ったわけです。その場合に、アンケートみたいな、どういうふうな項目にするかは別にしても一応何となくある程度の傾向が把握できるような満足度テストみたいな具合でやっておけば、かなりいろんな面の方向性が見えてきたのではないのかなというふうに私は思っているのです。一回にああいうふうなあんばいでわっと来た場合に、やはり悪く言えば、いい機会と言えば、どういうふうな傾向で皆さんが鴬宿温泉に感じて帰っていらっしゃったかというのはかなり大きな場面を占めると私は思うのです。ですから、そういうふうなことあたりにもちゃんと目をつけていただいて、そして土台からの努力とか、細かいところに目をつけるような、そういうふうな具合でやっておけば、少しずつは変わっていくのかな。そうすれば、補助金、かなりの額になりますけれども、そういう努力と一緒になってやっていくということで説得力があるのではないかなと私は思います。その点での努力というのは、やっぱり自分らでもきちっと工夫しながらやっていくべきだと、私は今回はそういうふうに思ったのですが、そういう方向性は町としてはどういうふうにお考えになるのですか。 ○議長(猿子恵久君) 町長。 ◎町長(深谷政光君) 西田議員さんの、先ほど総務課長がお答えしましたように、アンケート等についてはおとりしていないのですけれども、先般岩手日報に「ばん茶せん茶」という投稿の記事がございました。佐々木さんという方で、私も存じております。大変雫石町にとって、ああいう被災された方々をお迎えして、ああいう評価といいますか、非常に心のいやされた滞在の日数でありましたということで、大変雫石町民にとってもちょっと清涼感といいますか、気持ちはそういう形になったと思います。私のところに、あの記事を見たということでさまざまな電話もありました。自宅にもありました。そういうことを見ましても町民の方々がさまざまな形でいろんな関係をしてくださったあの評価があの投稿の記事だったと私は思っております。一人一人のアンケートはないのですけれども、非常にその意味ではまだまだやり切れないことはたくさんありますけれども、ご滞在していたああいう被災者の方々に対する雫石町の姿勢としては大変よかったのではないかというふうに私は思っております。 ○議長(猿子恵久君) 9番。 ◆9番(西田征洋君) 確かに記事というか、あの当初は私もまず見せてもらって、大変感激したわけですけれども、ただ問題は運営費補助を受けようという団体が自分らのほうでそういうふうな努力というのを考えつかなかったのかと。逆に言えば、いいチャンスなわけだと思うのです。ですから、そういうふうな具合できちっと自分らのほうの足元も固めながらも、そして町のほうにもそういう要求はしていくというふうな具合は、私はそうであればわかるような気もしないわけでもないのです。ですから、その点が新聞の投書にもかかわらず、やっぱりそういうふうなものに目を付けられなかったのかということが問題だなと私は思っているのです。もしよかったらば、そういうふうな具合でやっておけば、いろんなものの基礎の資料になるはずだった。ですから、その点がどうも私はちょっと不満な点があったので、申し述べておきます。意見だとして。 ○議長(猿子恵久君) 意見としていいですか。 ◆9番(西田征洋君) はい。 ○議長(猿子恵久君) 13番。 ◆13番(大村昭東君) 17ページ、7款1項4目観光開発費、先ほどの質問と関連する部分もございますけれども、11節、13節、19節です。需用費が205万9,000円減額になっています。一般財源ですから、額は小さくないなと思って見ております。委託料が今度は逆に250万ですか、こう増えていますし、負担金補助金の関係が365万ということで計上されているわけですけれども、どうして需用費205万9,000円も減額したのか。そして、どうして今の9月の補正で13節の委託料が250万もばっと出てきたのか。  それから、19節の負担金補助金の365万円もどうして9月補正に上げなければならなかったのか、ちょっとダブる面もありますけれども、その辺の説明をお願いします。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 大村議員さんのご質問にお答えいたします。  まず、1点目の、いわゆる予算の組み替えの部分でございますが、まず11節の需用費減額205万9,000円の内訳でございますが、これは観光宣伝媒体印刷ということで、観光リーフレットでございますが、それについては昨年まで観光協会のほうに委託しておりました。23年度予算編成の際、観光協会と打ち合わせした際、最近の動向を見ると広告媒体観光協会に委託して、観光協会が町内の観光団体あるいは企業等から協賛をいただいて、PR紙面を、最後のほうにページをつけて増刷をするような形で動いてまいりましたが、要求時点ではいわゆる広告料の確保が困難だというようなことで、それであれば町のほうの直営ということで11節に250万を計上しておりました。今回その部分と観光関係の手提げ袋です。これが不足になったということで44万1,000円については今回追加の補正をしたものでございまして、その差額が205万9,000円でございます。13節についての増えた分については、先ほど申し上げました250万については、観光協会のほうから広告の分について理事会と役員会を開催している中で、ぜひ観光協会で取り組みたい。それによりまして、町のほうでも協賛をいただくことによりまして、当初で予算している部数より広告を観光協会がとることによって、量も多く印刷できるということで予算組み替えをしたものでございます。  それから、2点目の鴬宿温泉開発株式会社運営費補助金がどうして補正になったかということでございますが、これは町長答弁のあったように、まず基本的には第三セクターといえども株式会社については運営の収支は合わせるものが基本ということで5月、当初にはそういうことで運営費、当初から上げる性格ではないという物の考え方と、先ほど言ったように、5月にも要望がありましたが、まず状況を見て、できるだけいろんな改善をしながら収支均衡を図ってもらうことを期待しましたが、8月時点になってもこのままだと厳しいということで9月補正にお願いしたものでございます。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 13番。 ◆13番(大村昭東君) 説明のことについては、よくわかりましたけれども、この3件について、当初予算編成するときに、もっと精査してしっかりやる必要があるのではないかというふうに感じました。予算編成の見積りです。資料収集、そういったのをしっかりすれば、こういうことは私は出てこなかったのではないかというふうに思います。特に一般財源でございますから、国、県と関係があれば、また別ですけれども、鴬宿温泉開発につきましては先ほどに説明された方の話の中にもありましたけれども、ここ何年か9月補正で計上されているわけです。そういうことであれば、当初予算編成、見積りをしっかりやれば当初予算で計上できたのではないかと、こう思うわけです。ですから、言うことについての予算編成の緊張感というか、何というか、その姿勢です。その辺、どうお考えでしょうか。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 予算編成時点において、精査が足りないという御指摘でございますので、特に印刷に係る分については観光協会との打ち合わせをした経過ではございましたが、それが十分でなかったことについては反省をしております。  また、2点目の鴬宿温泉運営費については、これについては、繰り返しになりますが、当初から運営費補助を計上すべき性格ではないというふうに考えております。これについては、収支均衡を図って自助努力をするというふうな趣旨だと思っております。  なお、ただ会社役員のほうから説明を受けますと、いわゆる会社ができた当時、昭和30年代からの経緯を説明していただければ、いろんなものについては町が責任を持たなければならないという説明は承ってはおりますけれども、町長が説明した趣旨に倣えば、第三セクターといえども株式会社だという基本に立てば、株式会社に対する運営費について債務負担等がない限りは当初予算に計上すべきものではないと私は判断しております。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) ページ数、16ページ、6款農林水産業費、1項農業費の12目農地費、農地・水・環境保全向上対策825万8,000円とありますけれども、再確認の意味で、その目的と現在どれだけの組織が取り組んでおられるのかお尋ねいたします。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  農地・水・環境保全の関係でございますが、地域の、そのとおりでございまして、農地は農地らしく、あるいは環境は環境、いわゆる雫石に合った環境を保つということで、集落ごとに協定を結びまして活動しているところでございます。現在23年度、雫石町で活動している組織は7組織でございます。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) これは、水ということで、水利権も非常に絡んでいることと思いますので、お尋ねします。  項目が多岐にわたりますので、それぞれの所管にしっかり質問内容を聞いていただいて、答弁を願いたいと思います。  まず最初にですけれども、9月3日から11日にかけて農業用かんがい用水路の門、いわゆる頭首工が相次いで閉ざされました。そのこととその数を掌握しておりますかというのが1点。  次に、その多くの許可権者は国土交通大臣、もしくは岩手県知事であり、また雫石町であります。ただ、管理は、土地改良区とされているのではないかと思いますが、そのことに相違ないかというのが2点目です。  そして次に、では水をとめるという指示を出したのはどこで、その意図、いわゆる理由は何でしょうか。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  ご質問ありました、いわゆる頭首工の水がとまったということでございますが、これにつきましては雫石町土地改良区理事長から河川管理者から許可を得ているとおり、かんがい期間終了後は取水しない旨の文書を8月3日付で町長あて提出されており、実施されたものと思ってございます。  お尋ねの頭首工の管理の数でございますけれども、改良区が許可あるいは委託を受けて管理をしている数は、頭首工が5カ所、それから取水口が1カ所、揚水機、いわゆるポンプです。これが3カ所、合わせて9カ所でございます。  それから、許可権限者でございますが、1級河川等につきましては国土交通省から岩手県が許可を得て、雫石町土地改良区が委託管理しているものでございます。そのほかに、県管理の河川につきましては、改良区さんが許可を得て管理しているものでございます。以上でございます。  それから、答弁漏れがございました。指示を出したのはというご質問でございましたが、土地改良区が許可を得ている取水期間が終了したということでとめたと認識してございます。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) かんがい用水以外に目的を全く持たない水路であれば、それもやむを得ないと思いますけれども、生活用水、防火用水の役割を果たしている水路もあると伺っておりますが、そのことに対してどのような考えをお持ちなのかなと、それがまず1点目。  次、水をとめる際に、役場にも相談があったと聞いております。役場では、消火栓があるから、構いませんと答えたと聞いております。そのことに相違ないか、まず2点目で伺います。  また、では消火栓1つで一体何台の消防車に対応できるものなのですか。 ○議長(猿子恵久君) 総務課長。 ◎総務課長小原千里君) 3点のご質問があったと思いますが、1点ずつお答えいたします。  まず、1点目でございますけれども、確かに消防水利ということを考えますと、水路が閉ざされることになりますと、これまでどおり火災の際の防火用水として利用できなくなるということになりますから、消防活動等に相当影響があるものというふうに考えております。  それから、2点目につきましては、若干ちょっとニュアンスが違うような感じもいたしましたが、役場に対して今回から法に基づいて水路をとめるというふうなことになったお話や通知は来てございます。それで、先ほども答弁いたしましたが、通水している時期にはこれまで防火用水水利として利用していましたけれども、ことしから河川法に基づき、適切な取水管理をするためにとめるということでしたので、消防担当としては法律によって厳正に執行されるのであれば、それはやむを得ないというふうなことで、消防水利としては今使える自然水利なり消火栓、それから防火水槽や雫石分署のポンプ車、2トン入りますけれども、それらを有効に使うしかないなというふうなお話をしてございます。このことにつきましては、過日行われました消防団幹部会におきましても一応提案をいたし、協議をいただいておりましたが、団といたしましても法律的な部分については対応せざるを得ないだろうと。それで、今ある消火水利を生かすしかないなというふうなことで、それぞれの分団には消火栓なり防火水槽、そして新たな沢水などの自然水利の確保や確認をしていただいているところでございます。  それから、もう一点が消火栓1つで何台の消防自動車が使えるかというふうなことでございますが、基本的には消火栓1本から1台だというふうに思ってございます。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) 規定の3回になったわけですけれども、大変重要な問題かと思いますので、もう少し時間をいただきたいと思います。許可願います。 ○議長(猿子恵久君) 特別許可いたします。 ◆8番(前田隆雄君) ありがとうございます。今ポンプ車からは消火栓1台、こんなものですと本当に大きな火事、何の役にも立たないのです。それだけ水は大変だというふうに私は考えております。  それと、防火用水だけではなくて、これは生活雑排水、そういったのも流れていますので、水がとまるとその辺のあたりの環境が非常に悪くなるのです。  それと、もう一つは、合併処理浄化槽から出る水も、処理された水も流されておりますけれども、合併処理浄化槽を有する民家からはその槽の大きさにはよりますけれども、おおむね平均的には5,000円程度の水路利用料を支払っているのです。利用料を払った中で水をとめるというものは、どう考えるのかなというようなことを、まずお尋ねします。  次に、水を必要としない時期においても水路に水を流すために、今までですとかんがい用水として必要な時期にはそれなりの管理費を支払っていたと。ただ、水を必要としないときに、水を流させると1カ月、1カ所につき1万円当たりの管理費を支払っていかなければならないというお話を聞きました。先ほど9カ所と言ったわけですけれども、大体半年6万円掛ける、六九、五十四です。すると、54万ぐらいのお金が足りないのだという、そういうお金の部分での相談もあったのではないかなという、その確認をしたいと思いますし、次にそれほど必要な水、農家から利用料取ったり、民家から利用料取ったり。水というのは上から下から流れる、どこを流れていっても行き先は一緒ではないかなと。だから、逆に言うと、土地改良区さんは管理費が欲しい。それを役場が却下した。そんなやりとりをしたような話になっていますが、その辺を確認したいと思いますので、ご答弁願います。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) 私のほうからは、1点目についてお答えしたいと思います。  1点目は、浄化槽からの放流許可に関連する項目でありますので、最初に浄化槽から町の道路側溝なり水路に放流する際には、放流許可申請なり占用許可申請を出していただいて、放流していただいているところでございます。使用料等につきましては、町の道路側溝の場合には占用料のみをいただいている状況でございます。土地改良区の水路等につきましても同じような手続で行われているものと思われます。使用料等につきましては、先ほど議員お話のありましたように、維持管理費として組合員、それから非組合員の差があるようでございますけれども、4,000円から5,000円ぐらい、さらに最初に契約金ということで1万5,000円から2万円ほど徴収しているように伺っております。  負荷に関する部分でございますけれども、適正に処理されております浄化槽の放流水については、比較的負荷は低いものと考えておりますが、家庭から直接処理されないでそのまま放流されている事例もございますので、その分についてはかなり負荷がかかっているものと考えております。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 総務課長。 ◎総務課長小原千里君) 2点目の管理費云々というところにつきまして、私のほうから答弁いたします。  これまでは、役場と改良区さんの協議の中では改良区の配慮もあって、通水をしていただいておりましたが、それには管理費が発生しているというふうな話をお聞きいたしております。  それで、なお適切に利用できる代替用水として町管理の河川等からの取水が可能な地域もあるということでしたので、今後そうした場合の対応等について検討するために、現在土地改良区のほうへそうした資料の提供等をお願いしているところでございます。  以上です。 ◆8番(前田隆雄君) 議長、最後になります。ひとつお願いします。 ○議長(猿子恵久君) 特別許可いたします。8番。 ◆8番(前田隆雄君) ありがとうございます。先ほど言いましたように、水、本流流れようが、支流流れようが、水は水であって、その水が非常に大切な役目をしていることであれば、全くかんがい用水として、それだけのためのところはとめるのもやむを得ないのですけれども、本当に困っている部分までとめるというのはいかがなものかと思います。担当である副町長、その辺を総括した答弁願います。 ○議長(猿子恵久君) 副町長。 ◎副町長(櫻田久耕君) ただいまのご質問について答弁をさせていただきます。  いずれ今まで担当課長がそれぞれ答弁をさせていただいておりますけれども、通水期間における通水、あるいはそれ以降の停止、これについては改良区の判断によるものというふうに思っております。先ほど答弁の中にもお話ししておりましたが、いずれ町とすれば改良区さんが管理を委託されている法に基づいた期間の中でとめるということに対して、とめるな、あるいはとめろというふうな指示は町としては出せないというふうに感じておりますので、改良区としての判断というふうに考えております。  なお、管理料等の部分につきましては、改良区の経営的な部分もあると思いますので、それについては、詳細については不明でございますけれども、経営状況については非常に厳しいというふうなお話については漏れ伺っているという状況ございます。  それから、今回の件にかかわりまして、改良区さんとここ何年か協議をさせてきていただいております。今回の取水停止につきましては、今総務課長が申し上げましたとおり、前提としては国あるいは県の管理の河川についてからの取水について停止をするというふうなものでございますので、町が管理する普通河川については、それについては法的な部分はかかわっていない部分になりますので、通水等については可能だというふうに判断をいたしております。  それから、今問題になっておりました、お話しになっておりましたものについては、平成20年ごろから取水期間の減というふうなことを国のほうから言われているというふうなことで、改良区のほうから相談をいただいておりまして、その協議の中で県とも打ち合わせをさせていただいておりますけれども、国の補助事業として地域水ネットワーク再生事業というのがあるというふうなことで、それについては事業期間は20年から24年度までの期間、それから国から2分の1補助、それから事業面積はいろいろあるというふうなことですけれども、今回もし雫石町としてその事業に取り組むということになりますと、基本的には今言われている取水する許可を得ている以外の期間、いわゆる9月の中旬から5月ごろまでの間についての水利権の取得という部分で事業に乗ることが可能ではないかということでお話をいただいておりまして、事業主体は市町村あるいは改良区というふうなことがその事業の中で規定をされているということで、これについては先ほど申し上げましたとおり、改良区あるいは県の振興局等と数回打ち合わせをさせていただきながら今回まで来ているという経緯でございます。新たに取得するという水利の内容とした場合に、今改良区さんは農業用水利というふうなことでとっているわけですけれども、それ以外の部分として今回出ている補助事業の中では環境用水とか、防火用水あるいは消融雪用水などというふうなことが出ております。ただ、それ以外の部分としては、水路の維持用水というふうなことの考え方も1つあるのではないかというふうに考えております。  それから、これらの水利について、どういうふうな形のものがいいのかというふうなことで、いわゆる何の水利権を取得するということがいいのかというふうなことでいろいろ協議をさせていただいておりますけれども、経費負担等も相当な金額がかかるというふうなこともございますので、それぞれに課題があるということで、どれというふうなことが現段階ではまだ見いだせていないというふうな部分でございます。  仮に事業実施を決めた場合にという想定ですが、24年度、最終年度になりますけれども、取り組みをするというふうになった場合には、水利権の許可については平成25年度になるものというふうに思われますので、それまでの間は今回のような状況が続くというふうに考えております。  いずれにいたしましても、まだ内部的な協議の段階でございますので、事業主体については改良区さんのほうからは町にぜひやってほしいというふうなお話もありますけれども、改良区による事業実施というふうなことも念頭に置きながら現在協議を進めている段階でございます。  それから、繰り返しになりますけれども、町河川の普通河川については取水可能ということで、改良区さんのほうから伺いますと赤沢川とか内川とか、それから黒沢川からの取水についてもしているというふうに聞いておりますので、そういったものについては特にとめる必要はないのではないかと。ただ、それを通水した場合に、先ほど総務課長が申し上げたとおり、管理人さんの維持費というか、管理人の人夫賃といいますか、その部分については改良区さんのほうでは経費を要するので、というふうな相談がなされているというふうな状況でございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。  なお、今申し上げました国の補助事業の内容については、県内では取り組みをしている事例はないというふうなことで、全国的にありますけれども、例えば貴重な鳥を保護するために、あるいはコウノトリとか、そういうものを保護するために年間通水が必要だとかというふうな部分の中での取り組みというのはあるようでございます。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 7番。 ◆7番(川口一男君) 随分おかしい世の中といいますか、町長に伺います。  我々ももう少しで70になる年代なのだけれども、村には小川があり、子供たちがそこでドジョウをとる、あるいは置き針を置く、ウナギをとる、そういう時代でした。水が国のものがゆえにとめる、今そういうことがまかり通っていい世の中でしょうか。法律が云々くんぬん、いろいろ出ています。  あともう一つ、そういう大きな問題に役場各課がこれを一丸となっていろいろ検討した経験はありますか。考えましたか。法律が出て、それが公布になり、そのとき何も言わないので、それに賛成をしたのですか。おかしいと思いませんか。田舎のよさは、小川があり、そしてそこで秋になれば白菜あるいは大根を洗う、そうして漬物を漬ける。それがみんなお国の水だから、使ってはならぬという世の中になったのですか。土地改良法、云々くんぬん法律あると思います。町長の所見を、考え方を聞きます。 ○議長(猿子恵久君) 町長。 ◎町長(深谷政光君) お答えします。  歴史には、今の水利、私的な水利もそうですけれども、公的な水利もそうですけれども、それから土地の関係もそうですけれども、そういう権利関係で日本の歴史というのはあるというふうに私も承知しております。しかし、これだけの歴史の中で、それなりに河川法なりなんなりができてきて、それなりの権利の中での私たちの生活。川口議員さんお話しになったように、我々の本当に育ち盛りのころにはまさに小川であり、山であり、田んぼであり、何でありという、全くそういうことを考えてもみない、そういう時代でもありましたけれども、実際にはそういう今副町長説明したような、雫石町にはこういう実態で、ことしは特に土地改良区さんがこういうことで町に対してこのようなことを相談はしておりますけれども、私の感覚でいきますと何となく一方通行で来たなという感じもしないではないです。ですけれども、利用している町民の皆さん、農家の皆さん、そういう方々が本当にかんがい期の必要なとき以外にもやっぱり何らかの形で必要だということであれば、当然相談事をきちんとして体制をしていかなければならない。そっちがこう、こっちがこうという問題ではないと思います。やっぱりこれは少し時間かけても、対策として必要なことは打っていくとしても、相談事が物を解決するということだと思いますので、そのことを理解していただいて、私も各担当の、これは本当に新しい情報で、私も余り詳しくありません。しかし、基本的には、そういう相談をしていろんなことを公平にやっていくべきだと私は思っておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(猿子恵久君) 7番。 ◆7番(川口一男君) 私は、何回も言っているのですけれども、この問題、総務課の問題、あるいは地域整備課の問題ではないと思います。それは、保健関係もあるでしょう。下水道、小川に出しているという方もあるわけですから、あるでしょう。あるいはそういう子供たちの環境、そしてすくすくと自然で伸びていく関係上、教育委員会にも関係あるでしょう。あるいは学校の子供たちのこともあるでしょう。そして、農林課もあるでしょう。そういうときにこそみんなが出し合って話をする。これは、総務課の問題だとか、あるいは副町長の問題だとか、町長の問題だとかではないのではないですか。ゆえに、そういうものを取りまとめる、すぐにでもぐっと。民間企業ならおかしいと思います。それは、私は今まで建築関係でそういうことを言ってきましたけれども、そういうものが、スピーディーに物が決まり、そして対策が立てられるという世の中ですから、そういうものの物の考え方を当局の方たちにしてもらいたいものだな。してもらわなければ困るよなという考えですが、そういう取りまとめをやはり町長が先頭に立って指導をしていってもらいたいという定義をして終わります。 ○議長(猿子恵久君) 3番。 ◆3番(岩持清美君) いろいろ、るる各議員から説明、要望等があったわけでございますが、私もそのお話はもっともだと思いますし、まだ抜け落ちている部分があるのではないかなと、こう感じておりました。といいますのは、期限を切って水をとめる、水を流すというのは水田だけの農業を発想した場合の考え方でございまして、雫石の農業を考えた場合、もはや水田だけを考えた農業の時代ではなくなってきております。野菜の生産をしている方もありますし、家畜を、今は水路の水を家畜に飲ませるということはないわけでございますが、いろんな面の雫石の農業とか景観を考えた場合、水路に水が来ないという事態は、私はゆゆしき問題であると思うのです。  それからまた、水路があった上に地下水をくみ上げているという、自家水で井戸を掘っているという方も、正確に言えば違反かもしれませんが、そういう方もあるわけでして、やっぱり水路を水が流れるということは町民全体の利益に、私はつながると思いますし、冬の間に水路の水が来なくなるということは、その水路が壊れる原因にもなります。雨なりなんなりが降って、再凍結した場合、膨張しますので、水路が壊れる危険性とかなんとか、そういういろんな問題を考えた場合、これはやっぱり冬期間といえども水を流してもらわなければ私はいけないと思います。それで、先ほど副町長が申したように、事業としてあるのであれば、あるいは改善方法があるのであれば、早急に雫石町として立ち上がるべきではないかと私は考えますが、副町長、いかがですか。 ○議長(猿子恵久君) 副町長。 ◎副町長(櫻田久耕君) お答えをさせていただきます。  今までの協議の中で、改良区さんに対して、今岩持議員さん言われたようなお話をした経緯もあります。いわゆる水稲以外の、夏場以外の秋から冬あるいは春にかけての水を使った農業というものも、少ないかもしれないけれども、ある。それから、今言われました水路の維持というふうな部分を考えた場合に、水が流れているほうが壊れないのではないかというふうな部分の中で、改良区さんとしてその期間とることはできないのかというふうなお話をさせていただいて、もし万が一やるというふうな中で、経費的な問題があれば、それは町として支援をするというふうなことも考える一つの方策ではないかというふうな提案もさせていただいております。その辺含めながら改良区とまだ協議をしているということでございますので、岩持議員言われるとおりの内容だというふうに承知しております。 ○議長(猿子恵久君) 3番。 ◆3番(岩持清美君) 今前向きな答弁いただきましたが、私はこれはぜひ早急に、25年度と言えば、すぐでございますから、頑張って取り組まなければならない、私はそう思いますので、副町長、ぜひそれはお願いしたいと思います。要望になりますけれども、お願いいたします。 ○議長(猿子恵久君) 15番。 ◆15番(坂下栄一君) 1つ伺います。  19ページに教育費でありますけれども、小学校費、それから中学校費にそれぞれ変圧器PCB分析業務委託料が計上されております。歳入のほうを見ますと、県の支出金で微量PCB汚染廃電気機器等把握支援事業費補助金、関連あると思いますけれども、これについて質問いたします。  私の記憶では、今からもう既に30年前以上だったと思うのですが、PCBそのものが発がん物質ということで、全国的に撤去、処分をした記憶があります。今になって、なぜこのような予算が計上されるのかという違和感がありますので、この背景について説明を願いたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長高橋啓二君) お答えいたします。  確かに30年前等におきまして、そういった有害物質が含まれているということで撤去されている状況でございますけれども、平成元年以前に製造されたものの中にも微量にPCBが含まれているということが発覚しまして、国といたしましては28年度までに処理計画を立てております。岩手県では、26年度までにそういった高圧のトランスやコンデンサーなど、電気機器が比較的大型なものにPCBが含まれているという可能性があるということで、今回岩手県では26年度までに処理計画を立てているということでして、その委託、実際に含まれているかどうかの調査を今年度までの補助事業ということで、岩手県のほうではやっておりますので、今回計上させていただいたものでございます。 ○議長(猿子恵久君) 15番。 ◆15番(坂下栄一君) わかりました。  それで、今は、では小学校あるいは中学校に設置されている変圧器は設置されてから何年ぐらいになるのか。その設置場所というのは、結構児童生徒の身近にあるものかどうか、離れているものかどうか、そこら辺を伺いたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長高橋啓二君) お答えいたします。  変圧器等々については、子供たちの身近なところにはございません。キュービクル等々にございますので、ただその中に小中学校合わせて19検体ありますけれども、その中で含まれているかどうかということを今回確認するということになります。含まれている場合は、その後に撤去作業をするという形になります。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) 18ページ、4目橋梁維持費の中の13節委託料、橋梁長寿命化計画策定業務委託料が200万の減額をされていますが、減額されたということはこの計画書が既にでき上がっているということでしょうか。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  今回減額補正をお願いしておりますのは、入札の結果によりまして残額が生じたために、ほかのところに組み替えをお願いするものでございます。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) では、それぞれの橋の長寿命化を調べた状況は、まだ把握できていないわけですか。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  橋の点検結果につきましては、平成21年と22年の2カ年にわたって点検を行っておりまして、点検結果は出ております。それを今年度その結果を受けて、どのように修繕していくのか、どの順番で修繕していくのかという計画書をただいま作成中でございます。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) その結果というものは、議員に示すことはできる代物ですか、だめなものですか。もしよければ、議員に配付願いたいわけですが。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  単純に判定した内容程度であれば、公表して皆様にお配りしたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 13番。 ◆13番(大村昭東君) 16ページでございます。6款1項の関係で3点お聞きしたいと思いますが、1つは8目の18節アグリリサイクルセンター、備品増となっていますけれども、これは何であるかお聞きしたいと思います。  それから、その下に委託料がございます。水源調査でございますけれども、前に水源調査して、水の量はちょっとわからなかったのですけれども、水は出たと。だけれども、鉄だかマンガンだか入って、その対策を考えなければならないということだったように記憶しておりますけれども、その関係で今回どうしてこれを計上したかということです。  それから、その下の19節負担金補助金でございますけれども、先ほど8番議員のほうからも説明あったわけでございますけれども、当初予算がたしか555万8,000円に対して、今回825万8,000円と、こうなっています。当初より補正のほうが多いというのは、これはどういうことになるのか。この3点についてお聞きします。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  まず、1点目のアグリセンターの備品でございますが、当初予算では4トントラックの更新を見込んで予算計上していたところでございます。購入に当たって、今確認しているところでございますけれども、予算で見込んでいた車両が4輪駆動車でなかったということで、やはり現場からは4輪駆動のダンプトラックのほうがいわゆる運行がしやすいということでございましたので、その部分について増額をお願いするものでございます。  それから、大村地区の水源調査の業務委託料でございますが、これにつきましては議員ご指摘のとおり、当初水の試掘をしたわけでございますが、お話の中にございましたように、鉄分あるいはマンガンとか、そういったものが非常に多くて、いわゆるかたい水だということで、それを除去しなければならないということでございます。その水を除去するために、いわゆる捨て水が発生するということで、十分な水を確保することができないというものでございます。したがいまして、この水源は、今いわゆる馬場集落の上流部にあるわけでございますが、地質調査等を見ますとどうしても大村地区と馬場地区は同じような土質だということでございまして、新たに掘っても水は確保できるという保障はないということでございますし、しからばということで地域の方々からいろいろお聞きした中で、男助地区のほうに水が出そうだというふうなことがございましたので、ぜひそっちのほうに井戸を掘りたいということでございます。これにつきましては、岩手県の中山間の総合事業で今取り組んでおるところでございますが、実はこの事業につきましては今年度事業採択に向けて手続をしていたところでございますが、前段お話し申し上げましたとおり、水量が足りないということでございまして、1年繰り延べしたところでございます。地域の方々の切望となっております農業基盤の整備に加えまして、生活用水あるいは営農用の水の供給が必要だということでございますので、ぜひともこのボーリングで水を確保したいという思いでございます。  それから、農地・水の関係でございます。これにつきましては、23年度から新たにかさ上げになった事業でございまして、向上活動支援交付金というものでございます。これまで共同活動ということで取り組んできたわけですが、国の予算がなかなか国の情勢によって当初予算に間に合わなかったということでございまして、当初予算には計上できなかったわけでございますので、現在この向上活動につきましてはこれまで取り組んできた組織が対象だということでございまして、7組織のうち5組織からぜひともこの事業に取り組みたいということでございます。少し説明が長くなりますけれども、この事業については整備後、30年を経過した水路とか排水路、それから道路等の補修がメニューになってございますので、いわゆる農業関係の基盤が長寿命化されるというような目的もございますので、大変時期は9月になりましたけれども、そういったことでございますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 13番。 ◆13番(大村昭東君) このアグリリサイクルセンターの備品、4駆ということですから、いいのだかもしれませんけれども、当初予算が1,149万円計上されております。今回158万6,000円ですから、大体15%ぐらいの増になると思いますけれども、先ほどのときも言いましたけれども、どうしてそういう精査、当初予算組むときにすっかりとデータ集めて当初予算をしっかり組まなかったかという疑問を持ちます。一般財源でございますから。  それから、大村地区の水源調査についても、説明の趣旨はわかりましたけれども、そういうことであれば、これだって当初予算に計上すべきである。額が小さい額でありません。  それから、農地・水・環境のことでございます。交付金が入っていると、特財が入っていることだから、やむを得ないのだかもしれませんけれども、これだって当初予算組むときに、もう少ししっかりとさまざま調査しておけば、当初予算よりも補正のほうが多いなということは、逆転現象は出てこないような気がしますけれども、その辺の見解をお聞きします。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  確かに当初予算で精査が足りなかったということはおわびを申し上げます。  それから、大村地区の水源調査費でございますけれども、調査といいますか、全体設計につきましては岩手県のほうで、具体的には振興局さんのほうでやっているわけでございますが、その水源が足りないということの調査がこの4月、私が来てからでございますが、4月になってその結果が出てきたということでございましたので、当初予算には間に合わなかったということでございます。  それから、農地、水の関係でございますが、これは先ほども言いましたが、国の予算措置が当初予算の時期と大きく離れていたということで見込むことができなかったわけでございます。  それから、金額でございますが、実は今の共同活動につきましては岩手県内で多くの組織から手を挙げられているということで、岩手県に交付される全体の枠の半分の単価で交付されている状況でございます。したがいまして、非常に今回補正する分につきましては、これまでの額と大きく変わるということでございますが、単価が基準額に戻ったということで末端の組織から見れば、満額の交付金を受けることができるということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 13番。 ◆13番(大村昭東君) この当初予算との関係については、さまざま説明があったわけですけれども、改めてやはりさまざま事情があるのでしょうけれども、一般財源でございますから、当初予算組むときにしっかりとやってもらいたいというふうに感じるところでございます。  この大村地区の水源調査の関係でございますけれども、そのうちに営農飲雑が整備されるのでしょうけれども、さまざま調査されていると思います。それで、この施設が整備されれば、即この水を利用するというのが何戸ぐらいあるのか。  それから、3年以内に必ず入れるというふうな希望をしている住民の方は何戸ぐらいおられるか、その辺のことをお聞きします。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  今大村地区のアンケート、いわゆる事業導入に当たっての事前調査でございますが、全世帯が水を受けるということで、戸数にして100戸、給水人口で329人でございます。  ただ、事業整備されてから3年以内の確約ということはまだとってございませんが、地域の皆さんの熱望から見て、早期に導入していただけるものと感じております。 ○議長(猿子恵久君) 3番。 ◆3番(岩持清美君) 7款の19節でございますが、東日本大震災復興資金保証料補給金があるわけでございますが、さきの一般質問において農業部門の震災の被害額は4,700万ぐらいという回答をいただいたわけでございますが、この震災の復興資金、商工振興費でとるというのは、これはどういう被害があったのであるか、それからどの程度のものだったのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 岩持議員さんのご質問に答えいたします。  この資金の趣旨は、いわゆる震災によって、例えば津波とか地震で直接的な被害を受けたということも対象になりますが、当町においてはその関連によって事業収益が悪化したと、そういうふうな絡みで借りられる資金でございます。これについては、6月15日に岩手県が創設したものでございまして、今回お願いする内容のものについては利子補給対象期間が6月15日から来年の3月31日までということで考えております。これについての制度内容でございますが、返済期間が最長15年、それから利率は10年以内が1.5%以内、10年を超え15年以内が1.7%以内ということで、今回それに係る保証料を補給するということで0.8%全額補給する内容でございます。 ○議長(猿子恵久君) 3番。 ◆3番(岩持清美君) 原発の被害によるのは、私は当然請求できるものだと思いますので、これは地震による被害のものだと思いますが、そうすると現在何件ぐらいあって、金額的には幾らぐらいの申し込みが出ているのでしょうか。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) まず、前段、ちょっと先ほど説明不足がございましたが、これは東日本大震災発生後、最近3カ月間の売り上げ等が前年と対比して10%減であるというものを申請書に去年の売り上げとことしの当期の売り上げが出てきて、それを市町村長が認定するということで、岩持議員さんの被害額に応じて借りられる金額ではなくて、いわゆる売り上げの減少に伴って借りられる資金でございます。これについては、制度的には融資限度額は8,000万でございますが、今回保証料の補給については、町の制度としては3,000万円というふうに考えております。  なお、この予算がお認めいただければ、これに補給する要綱を定めたいと思っておりますが、融資機関が6月15日からになっておりますので、これについては遡及して6月15日から借り入れた方を対象にしたいと思っております。  なお、現在金融機関で取り扱っている件数は、岩手銀行さんが既に11件、北日本銀行さんが6件あるというふうな報告を受けているところでございます。 ○議長(猿子恵久君) 10番。 ◆10番(谷地善和君) 16ページでありますが、4款1項10目15節に隣接地表土混合物除去工事とあります。この工事内容をお尋ねいたします。  また、どうしてこういうことになったのかお尋ねします。  それから、17ページに8款1項1目11節に修繕料というのがありますが、これに春木場地区の側溝の升のあれが入っているのかどうかお尋ねしたいというふうに思います。  それから、20ページの11款2項1目15節に道路橋梁災害復旧工事とありますが、これに高源さんの北側にある橋も入っているものかどうかお尋ねします。 ○議長(猿子恵久君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(高橋芳美君) それでは、お答えいたします。  まず、健康センターの管理費の工事請負費についてでございますけれども、隣接地表土混合物除去工事でございますけれども、健康センターの東側にございます畑、民地でございますが、そこに旧雫石病院が、昔焼却炉で焼却をしていたというところで、その焼却灰等が除雪で畑に混入したというものがございます。そこにまだ若干瓶とかチューブとかが出るという話がございまして、現物も見せられておりますので、そういったものが、全体ではございませんけれども、隣接部分だけですが、そちらのほうをふるいを使いまして除去をしたいということで、本人と協議いたしまして今回計上したものでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) 私のほうから土木総務費と災害に関する部分でお答えいたします。  8款1項1目の土木総務費の修繕費につきましては、庁用車の修繕に係る分でございまして、春木場及び先ほどお話ありました高源機械から入ったところの部分につきましては、道路維持のほうで対応してございます。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 9番。 ◆9番(西田征洋君) 2つお願いします。10ページの、これは国庫補助金で女性特有のがんという項目が皆減になって、ほかに別に今度はがん推進の事業費の補助金として出ていまして、差額はプラスの73万8,000円ですか。これは、どこに行ってしまうわけでしょうか。これを1つ伺いたいと思います。  もう一つは、14ページの公害対策費の備品購入費ということで36万8,000円、この備品購入費は何なのかということを1つお伺いしたいと思います。この2つお願いします。
    ○議長(猿子恵久君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(高橋芳美君) それでは、お答えいたします。  まず、衛生費の国庫補助金でございますけれども、これは女性特有のがん検診、当初予算で計上いたしておりましたが、この女性特有のがん検診については乳がん、子宮がん、2つの検診の国庫補助金でございます。今年度、年度途中でございますけれども、国のほうからさらにこのがん検診に対して大腸がんも対象にするということで内示をいただいておりましたので、女性特有のがんだけではなくなったということで、その分を減額をいたしまして、さらに大腸がんの追加分を含めまして新たにがん検診推進事業費補助金として計上させていただいたものでございます。 ○議長(猿子恵久君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(中村光男君) お答えします。  公害対策費の環境対策用備品購入費ですけれども、中身としましては空間放射線量測定機器、シンチレーションサーベイメーターの1台を購入する予定としております。機種に関しては、アメリカ製のルドラム社製ということで納期は1カ月程度かかるのかなと思っております。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 9番。 ◆9番(西田征洋君) 健康推進課長に伺いますけれども、このがん検診の項目というのをちょっと当初で見ましたらば老人保健費のほうに入ってくるのではなかったですか。そうであれば、何となく項目としては合っていない分もあるわけではないかなと思います。例えばがん検診の方々、特に先ほどおっしゃった女性特有のがんというのであれば、老人保健のほうの範疇から外れてしまっているのではないかなというふうに、老人保健のほうには入らないというふうな気もしますので、その点いわゆる目としての老人保健費の中のがん検診というのが何となくなじみがないのかなという、こんなに額があってもいいのかなというふうな感じはしてございますが、その点でのお答えはいかがかなというふうなことを伺います。  もう一つ、いわゆる空間の放射線量の測定、1台だけでしょうか。これを伺って、次の質問に入らせてもらいます。 ○議長(猿子恵久君) 健康推進課長。 ◎健康推進課長(高橋芳美君) お答えをいたします。  確かに議員ご指摘のとおり、がん検診の予算につきましては、すべて老人保健費のほうに計上させていただいております。今ご指摘にあったとおり、がん検診の対象者というのは老人ばかりではなくて若い方もいらっしゃいますので、老人保健費という目に入っているのはおかしいのではないかと言われれば、確かにそれもそのとおりかと思われますので、目の名称等を含めて、検討させていただきたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(中村光男君) お答えします。  機器の測定器1台購入するということで考えております。 ○議長(猿子恵久君) 9番。マイクを近づけてください。 ◆9番(西田征洋君) 済みませんです。聞きづらい声も、それと聞きづらい質問で申しわけございません。健康推進課長の今のお話のとおり、やはり合うものにちゃんと、今回は目でございますけれども、目としても立てなければならないのかなということもやっぱり私はうなずけると思います。今回農林のほうでは項が1つ増えていますので、やっぱりその点でも柔軟にやっていただければなというふうに思います。  それから、空間放射線1台とおっしゃいまして、これは委託費から見ればものすごく安いというか、委託費2回もやれば、はるかに今の機械代よりは安いということで、これは1台だけと言わずに複数使って、それで皆さんにいろいろオペレーター養成もして、いろんなところをはかってもらって、安心できるような格好も、安心してもらえるようなところを重点的にやるというのも、今は1台ですけれども、もう少ししたらば数台のもので、みんなで体制をちゃんととってやっていければ、もっともっといろんなところで安全性をアピールできると、あるいはリアルな数字が出るかもしれませんけれども、それはそれでやっぱり検査の結果というのははっきりするべきではないかなというふうに思います。1台と言わずに、何台とやって、あとはオペレーター養成をやって、そしてきちっと調べていくということも必要ではないかなと。時間がなかったので、一般質問できなかったのでございますので、これは考えてもいいのではないか。どのように考えますか。お願いします。 ○議長(猿子恵久君) 環境対策課長。 ◎環境対策課長(中村光男君) お答えします。  機器の活用に関しては、できれば毎日役場前で測定したいなと考えておりますし、定期的に公共施設等を中心に、まずは測定してまいりたいと思っております。  なお、今回1台購入するわけですけれども、その利用に関しては放射線影響対策連絡協議会でもっと台数が必要だというところも検討しながら今後とも進めていきたいなと思っております。 ○議長(猿子恵久君) 14番。 ◆14番(上野三四二君) 17ページでございますが、7款1項2目の委託料についてお聞きいたします。  ここの中に町の特産品国際競争力という物々しいタイトルがありますが、この事業の内容と委託先についてお伺いしたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) お答えいたします。  まず、これは、歳入とも関連ございますが、歳入については労働費の県補助金緊急雇用創出事業費補助金が増額で計上になっております。これにつきましては、大きな流れについては雇用対策の中で、これまで当初あるいは6月補正予算においても緊急雇用等の事業、予算計上しておりました。庁内関係課にいろいろ照会している中でも雇用問題、近々の課題と言いながらもなかなか雇用の確保が、計画が県より割り当てられている基金のくらい、まだ達成していないということで、近隣の自治体、盛岡市では6月ごろですか、いわゆる住民の方から提案型の事業を募集してというふうなこともございました。当町においても企画提案型の雇用創出事業ということで、今回この9月補正予算に向けて8月、雇用創出事業における提案型を募集したところ、今回町内の株式会社流工房というところが特産品については南部鉄器と漆工芸でやっているところでございますが、ここからこういうふうな製品を国内だけではなくて、国外にもPRして販路開拓したいということがございまして、町としては委託事業になりますが、町の特産品を海外に販路拡大するというモデル事業として今回委託するものでございます。  内容につきましては、国際見本市への出展、あるいはそれに対応するパンフレットもありますが、これは雇用の事業の性格上、半分以上が人件費ということで、その人件費は英語が話せる方を雇用するという形になっております。  なお、事業の性格上、この事業費だけでは対応できないということで、貿易振興会等のほうの事業も組み合わせてという展開になります。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 14番。 ◆14番(上野三四二君) 確かに私も感心のあるところでありますし、話は聞いておりますが、確かにこのように本当に特産品、町としてもまだまだ不足な点があると思いますが、果たして鉄器とか、そういうものが出てきたことは確かに新しい産業としてはいいかもしれませんが、私はこの雫石に合う特産ということをやっぱり継続的に、あるいは恒常的に考えていく必要があるかと思います。そういった意味からいけば、今回のこの助成、補助、要するに国等からもあるようでありますが、しかしそれだけでは継続ということから考えていけば、無理かと思いますので、今後こういったことで思いつきのようなものではなくて、本当に町に合う特産品をどういうふうにすべきかということをただ単に公募するとか募集するとかではなくて、本当にみんなで真剣に考えていく中で、このようなことが出てきて、委託をするのだったら委託をするということが望ましいのではないかと思いますが、その辺のお考えを、要するに町としてのお考えをお願いしたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 特産品の振興につきましては、現在ふるさと雇用を活用してふるさと特産品開発ということで3年継続して実施しております。これは、商工会のほうに物産振興室等を設けて、支援をしております。今上野議員さんおっしゃられたように、いわゆる提案型だけではなく、町としての基本となるような考える特産品の振興を図るべきだという、その点もそのとおりだと思っております。これについては、町内には結構小さい工房、大きい工房ありますけれども、工房もかなりあるということで、銀河ステーション1階に整備しました観光物産センターを活用して、3月には春の工房まつりを実施しました。秋には、土曜日からまた銀河ステーションフェアとあわせて秋の工房まつりもやるということで、そういうような活動も展開しながら、まず地元の展開と、それから町外に打って出る戦略もこれから構築してまいりたいと思っております。 ○議長(猿子恵久君) 14番。 ◆14番(上野三四二君) 今回モデル事業でありますので、この機会に木工とか、それから今話が出ました陶器とか、あるいは鉄器とかということを総合的に、本当に将来的に町に合う産業としてどうかということをやっぱりみんなでプロジェクトチームでもつくってやっていく時期ではないかというふうに思います。ですから、この機会にこのモデルを通して、何かヒントが必ずあると思いますので、これを生かした形で産業振興に取り組んでいただきたいということを申し上げたいと思います。  終わります。 ○議長(猿子恵久君) 意見としてよろしいですか。4番。 ◆4番(山崎留美子君) 関連したことなのですが、決算のほうでお聞きしようとは思っていましたけれども、今上野議員のほうから質問が出ましたので、私もちょっとこのことで関連いたします。  同じく、今説明を伺いまして、理解はできましたけれども、内容としてはパイロット的な事業でいいと思うのです。ただ、今聞いていましたら半分が人件費ということで英語を話せる方ということでした。人件費としては、半分が人件費ということはちょっと高いような気がするのです。英語を話せる人までは、もうそれは掌握されているのかどうかお伺いしたいのと、それと3月の当初予算で物産販路拡大推進業務委託料、これは県の支出金になっておりますが、1,432万が出ております。私は、ちょっと経緯を存じ上げておりませんので、この中に物産販路拡大推進業務委託料、これは平成22年度の決算のほうにも載っておりますが、何年度で委託をやられるのか。  それと、この中に、例えば今提案型緊急雇用補助金を受けて、企画提案型を募集したことで、今鉄器の方がやられるということ。この点で重複している点はございますか。その点をお伺いいたします。 ○議長(猿子恵久君) 観光商工課長。 ◎観光商工課長川崎寿博君) 山崎議員さんのご質問にお答えいたします。  まず、2つの事業です。支出の部分については、そういうふうな物産振興の事業になっておりますが、もとになる事業は雇用対策事業です。今話題にしておりました特産品国際競争力については、緊急雇用ということで、いわゆる失業者を雇用するというのが趣旨でございます。その雇用する趣旨からいって、そのためにはいわゆる例えば100かかれば、人件費が半分以上を占めなければならないという、そういう性格でございます。これについては、先ほどふるさと、別な事業も申し上げましたけれども、それについても雇用事業なので、物件費、いわゆる人件費以外の経費は50%以内におさめなければならないという、そういう基金事業の制度であるということをご理解願いたいと思います。  ふるさと特産品のほうにつきましては、ふるさと雇用の事業で21年から3カ年継続でやっておりまして、特産品の販路の事業についてはこれまで東京の銀河プラザ等への出展とか、特産品の開発とか、そういうふうな事業をやっております。これは、人件費が商工会のほうに委託して、3名を雇用しているものでございます。今回は、英語を話せる方で、これはあらかじめ決めておくのではなくて、雇用についてはハローワークのほうに募集して、それでこれに合う方を採用するというふうな内容になっております。 ○議長(猿子恵久君) 4番。 ◆4番(山崎留美子君) その内容ですと、ハローワークに私も応募したくなりましたけれども、内容はわかりましたけれども、3年事業ということで、そうすると21年、22年、23年までです。この内容を踏まえて、きのうの一般質問にもちょっと関連しますけれども、いずれにしろ県の補助を受けてやるとしても私たち岩手県民の同じ血税なのです。ですから、それをぜひ検証されて、生かしていただきたいと思います。  それと、先ほどの西田議員の質問の関連なのですが、ページ数、14ページの環境対策……ごめんなさい。放射線量の測定業務委託料はわかりましたけれども、きのうの質問というか、答弁の中に放射線対策連絡協議会というようなものを設置されるということを伺いました。現在は、情報収集に努めているということでしたが、構成メンバーとどの程度の人数でつくられるのか、ちょっとお尋ねしておきます。 ○議長(猿子恵久君) 総務課長。 ◎総務課長小原千里君) 山崎議員さんのご質問にお答えをいたします。  役場庁内につくっております放射線影響対策連絡会議です。これにつきましては、関係課の課長ということで、構成員は副町長を筆頭に、総務課長、それから経営推進課長環境対策課長農林課長学校教育課長上下水道課長福祉課長の8名で構成をいたしてございます。前の答弁、一般質問の際の答弁にもお答えしておりますが、8月29日にこの会議を設置をしてございます。今さまざま町内における放射線降下物質等の調査とか、県や国などにおける調査や、そういうことに関して、それぞれの担当課から情報等を収集しながら町でどういうことをやっていくのだというようなことを調整、そして協議しながら会議を進めているところでございますが、今般機器の購入ということも補正予算の中にも入れておりますので、それらをどういうふうに活用していくかというふうなことを今後連絡会議の中でいろいろ協議を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(猿子恵久君) 4番。 ◆4番(山崎留美子君) 今構成メンバーをお伺いしましたが、欠けている方がいらっしゃるというのは、やっぱり専門家を入れて、きちんと、放射線の専門家なのですが、これは県内にもおられますので、ぜひその点を研究して、ぜひこれは、放射線の専門家を入れるということは不可欠な方だと思います。そこを検討をお願いして、私の質問を終わります。 ○議長(猿子恵久君) 14番。 ◆14番(上野三四二君) 18ページの上段でございますが、橋梁維持費、先ほど8番議員からも質問がございましたが、それと関連するかと思いますけれども、詳しく内容を確認していませんでしたので、質問いたします。  ここの中に長寿命計画策定の200万円、確かに先ほどお聞きしました。それで、特に私たちのような御所地区においては、非常に75カ所あるそうでございますけれども、その中のほとんどが古い、年数もかなりたっておりますし、当時はできるだけ大きくならないような規模でということで、両側が高いにもかかわらず、橋が低い位置にある。ですから、現在ですと非常に橋梁幅も少ないし、除雪も大変、それから両側が高いために排水というか、水が橋を通っていくような状況になっております。それで、ほとんどが通学路を兼ねておりますので、子供たちも水たまりを越えていかなければならないというような状況にもあります。ですから、先ほどポイントをつくって公表できるかどうかということは暗にお話はありませんでしたが、やはりそういうところもちゃんとチェックをして、全面工事ないとか、あるいは大々的な補修工事は難しいかもしれませんけれども、最小限の、例えば緊急車両が通れる幅に増幅するとか、あるいは今低い位置にあるのをちょっとかさ上げするとかというようなことをやっていただかないと、せっかくの集落間の道路、地域からいきますと、本当に重要道路になっておりますけれども、この判断は交通量とか何かということになれば、ポイントが下がると思いますが、その辺の判定をちゃんと公表していただいて、そして我々にもやっぱりこの地域というのがありますので、その辺を公開の場でやっていただくような方法をとっていただけるかどうか質問いたします。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  ただいま橋梁の長寿命化の計画策定中でございまして、この策定の中には専門家であります大学の先生にも入っていただいて、総合的に計画を今策定しているところでございます。この長寿命化計画につきましては、策定が終わり次第、議員の皆様方にもご説明申し上げたい案件だと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 14番。 ◆14番(上野三四二君) それで、具体的にお話ししますと、私たちも地域の道路愛護というような関連で両側道路の草を刈ったり、あるいはいろいろなごみを拾ったり、缶を拾ったりというようなこともやりながら、それで特に児童会のほうからも要請あった、非常にうっそうとして昼でも危険であるというようなこと等もありまして、民間の木も協力を得て伐採をした経過等もあります。ところが、橋だけは何ともなりません。私たちもクズの葉っぱが絡まったのを取ったり、いろいろ柳の枝を切ったりしてはおりますが、橋の幅とか、そういう管理はどうしてもできませんので、その辺はやはり地元の環境に合うような改良をぜひこの中に含めていただいて、前進するようにお願いしたいと。こういうご時世ですので、大変厳しいことは重々わかっておりますけれども、やはりそういうことで安全を確保しながらやっていかなければならないということも大事でありますので、ぜひ今回の75のポイントを公表する場合にはその辺も加味して出していただきたいと、このように思います。その点についてはどういう考えですか。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  ただいまのお話の場所は、私もわかっておりますけれども、橋梁だけ単純にかさ上げして済む話ではございません。前後の取りつけの道路、あわせて整備していかなければならない内容だと思いますので、これにつきましてはこの橋梁の長寿命化ではなく、本来の道路整備の中で位置づけていかなければならないものと考えておりますので、ご了解をいただきたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 8番。 ◆8番(前田隆雄君) 今のことに関連してです。先ほど私は、調査結果を公表してくださいと言いましたのは、実はこの計画を策定していく時期に、例えば当局が考えている重要度と地域住民の考える重要度、異なる部分があると思うのです。ですから、策定上の中で地域の声も十分組み込みながら進めてほしいという気持ちを持っています。その辺はいかがですか。 ○議長(猿子恵久君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(米澤衛君) お答えいたします。  それぞれの橋の交通量なり重要度は、十分加味しながら今回の長寿命化計画を策定したいと思っております。 ○議長(猿子恵久君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) なければ、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第1、議案第4号、平成23年度雫石町一般会計補正予算(第4号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔挙手多数〕 ○議長(猿子恵久君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 日程第2、議案第5号、平成23年度雫石町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第2、議案第5号、平成23年度雫石町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔挙手多数〕 ○議長(猿子恵久君) 全員多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 日程第3、議案第6号、平成23年度御明神財産特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。13番。 ◆13番(大村昭東君) この財産区の特別会計、これ全般について関連でお聞きしますけれども、今回一般会計からの繰入金が大きな額になっているわけですけれども、恐らくこういう状態が今後も、来年度以降も続くのではないかというふうに感じて見たわけでございます。ということで、どうするかということは別として、財産区のあり方というのを今後真剣に考えていかなければならないのではないかというふうに感じたところでございます。所見を伺います。 ○議長(猿子恵久君) 町長。 ◎町長(深谷政光君) お答えします。  前回の議会でも伊藤議員さんからそういうお話もいただきました。財産区も歴史のあるものですから、これまでああいう維持管理あるいは木の搬出、販売、その他やってきているわけです。そういうご意見でございますけれども、一遍にこれをどんでん返しして町有のものにということもあるかと思いますけれども、やっぱりこういう経過の中ですから、いろんなご意見を拝聴しながら先々に対応するようにしていったほうがいいのではないかなと、私はそう思っております。 ○議長(猿子恵久君) 3番。 ◆3番(岩持清美君) 財産区のあり方について出ましたので、関連して私のほうから質問させていただきたいと思います。  財産区の設置経緯については、承知のこととは思いますが、この財産区のもととなったのは御明神地区の入会地、いわゆる江戸時代において御明神地区の入会地であったものを明治以降、官地に編入されたということに起因しているわけでございます。それを御明神村挙げての国との裁判を行って、それをかち取ったのが御明神財産区のもととなっている御明神の財産となった山でございます。この国との裁判において獲得した山というのが5,000町歩ほどになるのだそうでございます。それを御明神の山として持っていたわけでございますが、この30年の町村合併において御明神村が他の市町村と比べて起債が少なかった。また、健全財政であったし、ほかの市町村と比べて持ち込みの財産に極端に差が出るというようなことで、1,000町歩を町に持ち込む。2,300町歩ほどを御明神財産区と設定する。1,000町歩は国に売ったと。それから、民間にも売却したということで5,000町歩になりますが、それによって御明神である程度の整備をして合併をしたという経緯を私は伺っておりますので、私はこれは財産区を残していくというのは御明神地区、御明神村民の願いなわけでございますし、それにかかわってずっと財産区を維持していくというのは御明神の人たちの心意気だと思うのでございます。ですから、これをずっとやっぱりある程度残していただくというのは、私は御明神地区にとって必要なことではないかなと、このように考えておることでございます。その中で、一般会計から繰り入れがあるわけでございますが、実は御明神財産区が設定されてから昭和30年から55年までの間に御明神財産区より一般会計に繰り出した額が2億7,000万以上を超えているのだよと、かつてはそういうことだったわけでございますし、御明神財産区2,000町歩には木がついておりますので、これが毎年幾らかずつ増えているのです。ですから、必ずしも御明神財産区そのものが行き詰まるという話ではないと、私はこのように考えるわけでございます。  また、他の町村では、この山から生産されるCO2の取引の準備をしている市町村もあると聞きます。雫石町でもそのような準備をしているのかどうか。私は、この財産区という山を維持するためには、ぜひ必要なことではないかと思いますので、繰り出した2億7,000万というのが本当に本当だったのかどうかと、そのCO2の取引準備をしているのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  一般会計のほうに繰り出した金額については、ただいま手持ちがございませんので、ちょっと後でお答えいたしますが、CO2に関係しては町のほうでも大変こういった森林資源多うございまして、CO2の効果は大きいというふうに考えてございます。現在健康センターのほうにチップボイラーを入れたことによって、いわゆる国内でのクレジット制度がございますので、町もそれに参画してございます。そのクレジットに参加したことによって、7万ほどのお金が町のほうに入ると言えばあれですけれども、お金では尺度はなかなか難しいところはございますけれども、いずれそういった意味でも町としてもまず取り組んでいるということでございます。  それから、山全体に関するそういったことの取り組みについては、現在担当のほうと今具体的にどう進めようかという検討課題になってございますので、もう少し時間をいただきたいと思います。 ○議長(猿子恵久君) 15番。 ◆15番(坂下栄一君) 先ほど以来、出ておりますが、一般会計から480万の繰り入れであります。なぜ一般会計から繰り入れたのかということを伺いたいと思います。というのは、3月末の御明神財産区運営基金残高960万ぐらいあるように思いますけれども、こういうことがある中に、なぜ一般会計なのかということであります。そこを伺いたい。その理由を伺いたいと思います。というは、歳出のほうの説明を見ますと財産区有林であります。財産区の所有物であります。財産区有林ですから。ですから、そこでありますので、私から見れば基金の中から出してもよかったのではないかなというふうな思いがありますので、一般会計から繰り入れた理由について説明いただきたいと。 ○議長(猿子恵久君) 農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) お答えいたします。  坂下議員さんご意見のとおり、3月末で960万の残高がございました。23年度の取り崩しが237万ほどでございます。したがいまして、これを取り崩した後の24年の3月末、いわゆる今年度末でございますが、720万ぐらいになるということでございます。毎年一般の管理費的には二百四、五十万の取り崩しをしていかなければならないという現状でございます。  今回お願いする内容は、予算書のとおり、財産区有林の支障木ではございますが、臨時的に災害が発生して、今その木を片づけなければ、さらにまた災害が拡大するだろうということでございます。中身的には、先般の6月の豪雨によってたくさんの水が川に集中してきまして、川が暴れたということでございます。真っすぐ流れていただければ、よりよかったわけでございますが、蛇行したことによって山際の木をなぎ倒しながら、そのなぎ倒された木が今度ダム的にせきとめて、林道等に大きな被害を及ぼしたということでございますので、早急に片づけなければならないということでございます。今回経常経費ではないという緊急的なところで、災害的なところでございますので、今般一般会計からの繰り入れをお願いしてやったわけでございます。先ほど岩持議員さんのご発言の中にもございましたが、将来山は、山というか、山の木が売れた際には一般会計への繰り出しもあるだろうというふうに期待を込めて、今回お願いするものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(猿子恵久君) ほかにございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) なければ、これで質疑を終わります。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第3、議案第6号、平成23年度御明神財産特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔挙手多数〕 ○議長(猿子恵久君) 挙手多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで昼食のため休憩いたします。   〔午後零時02分〕 ○議長(猿子恵久君) 休憩を解いて再開いたします。   〔午後1時00分〕 ○議長(猿子恵久君) ここで農林課長より3番、岩持議員の質問に対し答弁が保留となっていることについて発言の申し出がありますので、これを許します。農林課長。 ◎農林課長(米澤一好君) 先ほど午前中の御明神財産補正予算の審議の中で、岩持議員さんからお尋ねのありました一般会計へのこれまでの繰出金でございますが、平成22年度までの合計でございますが、3億4,366万7,000円となってございます。  以上でございます。 ○議長(猿子恵久君) 日程第4、議案第7号、平成23年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第4、議案第7号、平成23年度雫石町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(猿子恵久君) 全員挙手であります。よって、本案は可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 日程第5、議案第8号、平成23年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第5、議案第8号、平成23年度雫石町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔挙手多数〕 ○議長(猿子恵久君) 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 日程第6、議案第9号、平成23年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第6、議案第9号、平成23年度雫石町介護保険事業勘定特別会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(猿子恵久君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 日程第7、議案第10号、平成23年度雫石町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 質疑なしと認めます。  次に、討論に入ります。討論ございませんか。   〔「なし」の発声あり〕 ○議長(猿子恵久君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  日程第7、議案第10号、平成23年度雫石町水道事業会計補正予算(第1号)を原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。   〔全員挙手〕 ○議長(猿子恵久君) 全員挙手であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○議長(猿子恵久君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会といたします。   〔午後1時06分〕...